在京同窓会ホームページ開設の経緯
(検討報告書から抜粋)

●背 景 と 目 的

在京(首都圏)岐阜高校同窓会ホームページの開設について、本検討プロジェクトが発足した背景には、以下のような事情または問題認識がありました。

1)同窓会活動の柱として、毎年1回年次総会が開催されていますが、参加者が減少傾向にあります。

2)年次総会通知業務等、通信費その他の経費と労力が大きな負担となってきています。

3)同窓会活動を維持・発展させていくには、ニューズレター、広報誌のような会員向け情報媒体が不可欠ですが、現行の紙媒体による印刷物(「在京(首都圏)岐阜高校同窓会報告」誌ほか)では、制作・送付等にコストと労力がかかり、この方式だけで今後、情報交流の通信手段としていくには限界があります。

4)同窓会組織を活性化させるには、会員相互の交流の"場"が必要不可欠ですが、現状では年次総会の通知そのものに制約(事務局収集ベースの名簿情報に依存)があり、多くの潜在会員向けに連絡がとれていません。総会参加者も年輩者が中心で、若年層への情報発信と魅力作りが課題となっています。

5)以上1)〜4)のような現状の問題点に対して、低廉かつ高性能のIT(情報技術)活用は、打開策として有効な補完ツールになりうるものと期待されています。すなわち、パソコンや通信費のようなインフラ・ハード・ソフトが低価格となり、インターネット上のホームページが情報媒体の一つとして、コスト面のみならず、作業面、効果面からも有力視されてきています。

●運営組織 (同窓会本部との関係)

a.ホームページの「自発性」の原則
インターネットは、誰でもが読み、情報発信できる本質的に自由で自発的なものです。それこそが、急激に社会に浸透し、今後の基本的社会基盤として期待されている理由です。既に、各学年や個人でホームページ運営に踏み出している場合も、自発的な発意=ボランタリーな意識に基づいて運営されており、ルール・規約・多数での合意形成を前提とする組織づくりとは異なる文化のルールづくりをしないと、ホームページの発展を阻害することになります。

b.ホームページの利便性・機能が同窓会運営に不可欠
いっぽう、インターネットのホームページは、「どこでも」「誰でも「いつでも」アクセス可能なバーチャルなコミュニティです。すなわち、同窓会ホームページを持つことは、バーチャル空間の中に同窓会館を持つことに等しく、上記3つの視点で見れば、その働きは建物としての同窓会館より機能は高く、同窓会にとって有益となります。

c.密接にして距離のある運営体制
同窓会に不可欠な機能ですが、インターネットの自発原則からは、ボランタリーなスタッフを集め、自由闊達に運営させることが、賑わいのあるホームページ運営につながり、同窓会運営にも寄与するものと考えられます。
したがって、同窓会組織とは、密接にして距離のある運営体制が望ましいと思われます。

運営組織の基本方針

・ 理事会メンバーによる「ホームページ担当理事」を1人置きます。

・ 実際の運営は幅広い会員の自発的な参加による「ホームページ運営委員会」に権限を委譲し運営します。

・ ホームページ運営委員会は、各自の時間・能力に応じてホームページコンテンツの改訂・編集に務めます。

・ ホームページ運営委員会は掲示板(BBS)を常に注視し、いわゆる「掲示板あらし」や違法行為、ルールに反する行為(営業活動や個人への誹謗中傷、プライバシーの侵害等)を行うものには速やかに警告を発し、従わないものには発言削除等の措置を迅速にとります。

・ ホームページ運営委員会は、インターネットの情報を幅広く集め、今後の発展方法について皆で議論しあい、必要に応じて担当理事を通じて同窓会理事会に助言します。

・ ホームページ内の規約は別途定め、ホームページ上に掲示します。

・ ホームページ担当理事は、理事会や総会にホームページ運営についての報告を行います。運営委員会がこれを補佐します。

・ 同窓会は、最低限のホームページ運営費用を同窓会予算としてつけます。

・ この基本的運営方法の全体像・結論は見えませんが、上記基本方針に基づき、当面は実験的に運営し、問題が生じた度に検討修正してゆきます。

●プロジェクトチームメンバーについて
次の構成員で検討してきました。
氏名(卒業年度)
山嶋康弘(S41年卒)、吉田健司(S44年卒)、北村清次(S45年卒)、柳原隆司(S47年卒)、河合雅樹(S47年卒)、中村誠(S49年卒)

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